SUITS/スーツ シーズン1

※ 吹き替え版は こちら

ザ・グッド・ファイトのシーズン4がしばらく先になりそうなので、人気の法廷ものドラマシリーズで評判のいいらしいこれを見てみることにした。

敏腕だけど唯我独尊の自己中弁護士ハーヴィー(向かって左)と、天才的な頭脳を持つが人情味があり甘ちゃんなマイク(向かって右)がコンビを組む法廷ものドラマ。

ではない!

唯我独尊だったけど話が進むにつれて人情味が出てきて無罪の人間を助けるために奔走するまでになる敏腕弁護士ハーヴィーと、天才的な頭脳を持つものの親友の女を寝取るわ二股かけるわ私生活が最低のうえ要所要所で嘘をついたりごまかしたりし、そのうえ上司で恩人のハーヴィーには軽口を叩いてばかりでリスペクトが足らずシーズンを通して全く成長しない若造マイクがコンビを組む、法廷があまり出ない示談中心の法律ものドラマ。

それがこの「SUITS」。

第1話の時点では「ハーヴィーは嫌なヤツ」「マイクはよさそうなヤツ」なんだけど、シーズン1完走(13話)時点では全く逆の「ハーヴィーは実はいいヤツ」「マイクは実はクソ」という評価に落ち着いてしまう。とにかくマイクが活躍しないんだよね、意外にも。成長しないから同じようなことを繰り返す。調子に乗ってはしてやられたりの繰り返しだし、大体の案件で見せ場はハーヴィーが持っていってしまう。

それどころか意図的に「嫌な上司」として描かれているルイスのほうがコメディチックであるがゆえにマイクよりいいヤツに見えてしまう。これ主人公の描き方としては失敗なのでは?早くも俺の中でグッド・ワイフのアリシア状態なんだけど。こいつ。

ハーヴィーとマイクは師弟関係とはいえERのカーター君とベントンのような信頼関係が(主にマイク側に)なく、カーター君のような謙虚さや努力家の面が(マイクに)ない。

特に、最後にマイクがクビになりそうなところをハーヴィーがかばうんだけど、どうしてそこまでするのか?が描写不足のためよくわからない。普通に考えればマイクが超優秀で手放したくないってところなのかもしれないけど、勝算のある交渉だったとはいえ自分のクビをかけてまでかばうか?ってところがイマイチ納得行かない感じ。

あと、パラリーガルのレイチェル1ね。このキャラがまたうざったい!マイクをダメ化している原因の一つと言える。

最初はモーションを掛けてきたマイクに対して「職場恋愛はしない」と突っぱねるんだけど、これが明らかにフラグ。特に米ドラマだと拒絶する女ほどチョロイんだよな。それも徐々に惹かれるという感じではなく、0が突然100になったかのように急にくっついたりする。でレイチェルもその例にもれず相当チョロイ。そのうえマイクも全く誠実な人物ではないのでお察しである。女関係においても不倫を絶対拒否しているハーヴィーのほうが硬い印象があるし(とはいえやることはやってる)、グッド・ワイフを見た後だと余計にそう見える。

一応面白い部類ではあるしハーヴィーもかっこいいんだけど、なんだかんだでストレスが溜まるドラマでもあるのでシーズン2も見るかどうかは微妙なところ。

ちなみに現時点ではAmazonプライムだと字幕版ならシーズン7、吹替版はシーズン6まで見られて、アメリカではシーズン9で終了(打ち切り?)らしい。


  1. 演じるは今で言うメーガン妃、アーチーの母親である。