グッド・ワイフ シーズン4

みました。

今シーズンの見どころは、なんといっても新キャラのマディ・ヘイワード!なんと「ER 緊急救命室」の後半シーズンの主役格アビー・ロックハート(最初はあまり好きじゃなかったけど、医学生として復学し活躍するあたりからは性格も明るくなり、すごく好きなキャラになった)役の女優さんが演じているのである。

Amazonプライムビデオだと背景画像にもガッツリ入ってるんで、どれだけ活躍するのか期待しながら視聴開始。

…するものの、なんか思ったほど本編に絡んでこない。最初は「半導体の女王」と呼ばれるほどの事業家で、事務所の入っているビルの新オーナーとして登場。なぜかアリシアと仲良くなるも、事務所の家賃交渉には応じてくれず、また「ピーターの支持者になる」と言った少し後に「やっぱ対抗馬として出馬するわ」ということでピーターの敵になったり…と「一瞬味方になったと思ったらすぐ敵になる」みたいなことを繰り返す謎のキャラで終わってしまった。

出番もあまり多くなく、しかもピーターとの討論会で負けた後はもう出番なし。なんだかもったいない感じ。もっと活躍してほしかったな。

事務所はまたもや倒産寸前となっており、管財人ヘイデン(なかなか面白いキャラ)の活躍と暴走、ケニングのまさかの行動、アリシアとケイリーの昇格と延期問題、などなど…今シーズンはこの倒産危機が話の中心みたいなとこがある。特に事務所の金策のためにパートナー昇格のオファーがあったアリシア、ケイリー、他三名についてはこれがきっかけとなり後の大問題へと発展する。

資格停止中だったウィルは無事弁護士として復帰。しかしそれによる悪評が広がり後々まで影響する。そもそも復帰してもなぜか事務所内をうろうろしていたりするシーンが多く、あまり仕事をしている感じがない。倒産の危機なのになんか切羽詰まった感じがしないんだよな。事務所の恩人ともいえるエルズベス・タシオニの危機には駆け付けたけど、結局その時もダイアン(楽しみにしてたエステをキャンセルしてまで駆け付けた。かわいそう)の方が役立ってた感じだし。今一つパッとしない。

パッとしないといえば、今シーズンもイーライは今一つ。ロックハート・ガードナー内の権力争いはウィルの復帰によりうやむやになったっぽいけど、今度は不正疑惑で連邦当局の調査対象となってしまい、ピーターの選挙に影響が出るということで若手ジョーダンに選挙参謀の座を奪われてしまう。最後はこのジョーダンを陰謀によって選挙スタッフから追い出してしまうというコスい工作まで行う。マディとピーターの討論会で的確な指示を出したあたりはジョーダンとの格の違いを見せつけたけど、その実力路線で復帰するのではなくセコい策略にハメて蹴落とす感じがなぁ…。

さらにパッとしないのがカリンダ。ヤクザまがいの夫が出てきてからは「何やってんだこいつ?」みたいな行動ばかり。逃げるでもなく追い出すでもなく、中途半端でイライラする行動の連続。この夫は途中でいなくなるんだけど、何のために出てきたのかよくわからないキャラだった。

そんなカリンダの部下?的扱いで登場したロビンはとぼけた空気を出しながら実は有能でなかなか面白いキャラ。結構活躍する。

ダイアンは、ピーターが知事に当選した暁には最高裁判事に任命したい、と言われて超ゴキゲン。しかし、身辺調査をされた結果「ひげの弾道解析家マクベイは政治的思想に問題があるので別れろ」的なことを言われてしまう。その話を受けて出した結論は…まさかの婚約!ところが、真の問題はマクベイではなくウィルの方だった。つまり「判事になりたければあんな悪徳弁護士とは縁を切れ」ということ。果たしてダイアンはどうするのか。

そしてケイリー他三名の計画に対するアリシアの行動とは?

といった感じで終わるシーズン4。面白かった。

特に「アリシアとウィルの恋愛」「足を引っ張る家族」みたいな話をつまらなくする要素が比較的減り、「法廷シーン」「事務所が倒産の危機」「ピーターの知事選」といった主軸となるストーリーが面白かったため見ごたえのある話が多かった印象。エルズベス・タシオニやケニング等の準レギュラー?もしっかり活躍してたのも良かった。

ただ、前半から中盤にかけての「カリンダの夫」パートは「?」って感じだったし、結局何のために存在したのかよくわからない話だったなぁ。

次シーズンへの引きもバッチリで、非常に楽しみ。