グッド・ワイフ シーズン6

みました。

前半はケイリーが冤罪で大変な話、後半はアリシアの州検事出馬の話がメイン。

まず前半。ケイリーがビショップの麻薬関連で冤罪を吹っ掛けられて保釈されずに困っている間に、なぜかダイアンとカリンダがフロリック・アゴスに加入し、事務所名もフロリック・アゴス・ロックハートに。ケイリーは反対してたんだけどなにしろ拘留されているので何もできない。

それどころか、最終的にはフロリック・アゴス・ロックハートは工場跡地から元LGの事務所に移転、そこにダイアンどころかリーも加入してしまう。結局元通り。

これにはがっかりだったね。何のための独立だったのは意味不明だし。

あとヘイデンさんとかロビンみたいなキャラが立っている準レギュラーがこれといったエピソードもなくいつの間にか消えてるのにもがっかりしたな。

後半のアリシア州検事立候補パートでは、早速選挙参謀ジョニーとバッドワイフ。フィンともバッドしそうになったんだけど、これはフィンの方がしっかりと思いとどまったので進展せず…ただしフィンが偉かったのであってアリシアはバッドワイフ化の方向で進めていたはず。節操なしのビッチと言わざるを得ない。

ジョニーはジョニーで選挙が終わったらすっぱりいなくなってしまい再登場もなし。意図がよくわからん。

選挙に関していえば、対立候補のプレイディがけっこういい奴なのでこっちの方を当選させたいって気持ちになってしまう。アリシア落ちねーかなーとか思っちゃう。

これも結果から言えばアリシアが当選してしまうんだけど、不正投票疑惑により速攻辞任。検事としては仕事をしないままに終わった。

でも、実はこれが納得いかなくって。

まず、何のための選挙パートだったのか?っていうところ。アリシアを孤立させたいだけだったのか?長々とやって結果がこれってのはあんまりだよ。

次に、失脚の理由が「本人に身の覚えのない不正投票疑惑」だったってところ。

そもそも、最初はメール流出によりウィルとのバッドワイフ疑惑がバレるんだよね。視聴者としては「とうとう来たぜ!手痛いしっぺ返しを食らって絶望に打ちひしがれるところが見たいな♪わくわく!」と思って観ていたら、おふざけメールでしたって釈明会見開くし、ピーターもなぜか全く怒らずにアリシアを助けてやるし、めちゃくちゃ肩透かし。

後に「本当は不倫してたんでしょ?」みたいなことを街の人から言われたりするので全くのノーダメージってわけじゃないんだけど、ピーターに浴びせかけ続けていた罵詈雑言を逆に浴びつづけてて精神を病むとか、そうでなければ泣きながらピーターに焼き土下座して誠意らしきものを見せる、くらいのことを考えていた俺からすると、むしろアリシアの不倫問題に関しては円満解決に近い平和な終わり方だったなという印象なんだよね。

それどころか「民主党にハメられ濡れ衣着せられて失脚した可哀想なアリシア」になっちゃってる。そんな演出しても誰も可哀想に思ってないよ。詐欺で10億円だまし取った犯人が罰金100万円で済みやがった、くらいの目で見てるよ。

検事にもなれず事務所にも戻れず孤立したアリシア。最終話でケニングが「僕と組もう」とやってくるところで終わり。ちなみにケニングはシーズン途中で入院してしまっていたが、最終話ではすっかり回復している様子。組むかどうかは微妙なところだけどどうなるか。

しかしなあ。急激な不幸が、かえってシーズン7のアリシアageを保証しているかのようだ。